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【中野区 中野】観光地化した中野駅周辺、昭和レトロと再開発の境界線をリアルリポート

こんにちは東京リアルリポーターのダーティシゲオです。
今回は中野区中野を実際に歩いて確かめてきた街散策したリポートの紹介です。

取材日は2024年10月21日。
天気は曇り、最高気温20.5℃最低気温11.5℃。朝は上着が必要でしたが、日中は日が出ると汗ばむような1日でした。

中野駅前エリアは再開発が進んでいます。

中野駅前北口のすぐ近くには、街のシンボルとして長年親しまれてきた中野サンプラザがありましたが、2023年7月に惜しまれながら閉館しました。
その中野サンプラザがあった北口周辺には再開発されずに残っているエリアが「中野ブロードウェイ」を中心にあります。

「中野ブロードウェイ」は日本のポップカルチャーとサブカルチャーの聖地。

いまや中野は「リトル東京」の名で世界中に知られ、若者の街から国際色豊かな観光地へと変貌を遂げているんです。

中野の有名スポットは?中野駅周辺の魅力的なエリア

中野ブロードウェイ

中野駅のエリアといったら「中野ブロードウェイ」。「中野ブロードウェイ」を一言で言うなら魔改造された商店街。

下層はショップ、上層は住居の雑居ビルはまるでダンジョン。外国人観光客から「This is amazing!」という歓声が上がるほどの人気スポットです。
フィギュアショップ、レトロゲーム専門店、古着屋、アニメグッズ店など、一日中探検していても飽きない魅力が詰まっています。
各フロアを上がるたびに、まるで別の異世界に迷い込んだかのような感覚になります。

中野は芸能人が住む街としても有名です。

テレビやSNSでは目撃情報が頻繁に報告され、普段着の有名人と同じ空気を共有できるかもしれない、そんなワクワク感も街の魅力の一つですね。

それと、私のように散歩好きにはたまらない街なんです。観光地化されていない小さな神社や、喧騒から一歩離れた下町オアシス。
公園や緑道では地元の方々がペットと散歩を楽しみ、観光客向けの顔とは違う、地域に根付いた暮らしが息づいています。

「リトル東京」と呼ばれる理由がここにもありそうです。

駅前再開発とサブカルチャーの街として国際的な観光スポット化、そして下町的な雰囲気の残る路地裏。
新旧の表情が交差する中野のリアルをこの目で確かめてリポートしてみたいと思います。

さて、いよいよ中野の街へ出発です!

待ち合わせするならどこ?中野駅アクセスと交通

中野駅_北口駅前

15時15分中野駅に到着。駅の階段を降り天井の低い通路で改札に向かう途中も、月曜の昼間なのに多くの人が行き交っていました。JR中野駅は東西線や総武線、中央線の乗り換えもある駅です。

JRと東京メトロは同じ改札です。改札は南口、北口の2箇所で改札を出るとどちらも駅前広場があります。

北口の改札を出ました。

すぐに印象的な光景があってそれは欧米系?の外国人観光客の多さ。
お隣の新宿では中国系の方が目立ちますが、中野にはサブカルチャー、文化的な日本に興味のある外国人が集まってくるんですね。

駅前は観光客だけでなく地元の人や学生の姿も。
北口の駅前広場では待ち合わせをする人々の「久しぶり〜」という声が聞こえてきました。

もう一つ印象的だったのが広場に集まっている人たちの服装です。
スーツの人は多くないものの、20代くらいの社会人風の私服が目立ちます。
新宿や渋谷みたいなド派手な感じではなく、なんていうか…普通におしゃれなんです笑

駅前周辺は車の通行は多いものの、スムーズに流れていてバスやタクシーも頻繁に。JRの北口、南口両方にバス停、タクシー乗り場があります。
自転車の通行は多くありませんでしたが、駅近くにあるスーパーの駐輪場や一時利用の駐輪場には多くの自転車が並んでいました。

車の駐車場事情も意外と便利です。
駅前から徒歩5分ぐらい離れると空いているコインパーキングが多く、南口にあるマルイにも駐車場があります。

中野駅周辺カフェグルメエリア

サンロード_うめや

お昼を食べそこねて、さすがにお腹が空いてきました。
ここ中野駅周辺はラーメンの名店が10店舗以上、カフェやレストランを含めると40店舗以上が集まる一大グルメエリア。選ぶのに迷ってしまいます。

さくっとラーメンにするか、それともカフェでゆっくり過ごすか、マジで悩みます!中野ブロードウェイ周辺の通りには、バラそば屋、中華そば 青葉 中野本店、担々麺 ほおずき、藤丸、麺匠 ようすけ、東京煮干屋本舗、味噌が一番、横浜家系らーめん 二代目武道家、豚野郎、大勝軒 中野と、魅力的なラーメンがズラリ。それぞれの特徴を思い浮かべているだけでよだれが出そうです。

この後も街歩きが続くし、ラーメンだと夕食に響くかな…。となると、カフェも魅力的な選択肢です。

自家焙煎にこだわる「MUTO coffee roastery」のスペシャルティコーヒー、昭和の時代から続く老舗でテレビ番組マツコの知らない世界でも紹介された「コーヒーロード」、中野区庁にある「カフェテリア ナカノヤ/NYAcafe」、魔法少女がいる「黒猫メイド魔法カフェ」それと、レトロな雰囲気漂う「奥の扉」や村上隆のアートと昭和レトロな純喫茶「純喫茶ジンガロ」、路地裏の隠れ家的存在「マロ」などほんと多くの個性的な空間があります。

カフェ以外のジャンルも実に充実しています。
カレーライスが有名なクレープ店「チャレンジャー」、ユニークなオリジナルカレーが楽しめる「YAMIYAMI(ヤミヤミ)」やフランスパンとレバーパテのベトナムサンドイッチが食べられる「バインミーシンチャオ中野店」や駅前の立ち食いそば「田舎そば かさい」讃岐うどんの「うどん嵐」、席予約ができてピッツァも低価格「NAPRIMO 中野店」など選択肢に迷いっぱなしです。

結局、この後の予定を考えて中野サンプラザ跡地の先にある、ベローチェでサンドイッチとコーヒーで軽めのランチに決めました。でも、気になるお店がありすぎて、次回の取材企画が頭の中でどんどん膨らんでいきました。

便利な買い物ショッピングエリア

マルイ_中野店

ベローチェでスマホの充電をしていたら、気づけばもう16時を過ぎ。あわててベローチェを出ると日が傾き始めていました。

まずは、中野ブロードウェイへ向かいます。地下1階、地上4階までの昭和的商業施設に一歩足を踏み入れると、独特の空気感が私を包み込みました。
1階はドラッグストアやスイーツ、スマホやカメラなど日常的な店舗が並び、地下には西友があります。上層階は住居になっているので買い物の利便性は抜群です。
2階からは漫画、アニメなどのサブカルチャーグッズのショップが所狭しと軒を連ねています。特にフィギュアショップは外国人観光客が群がってて、熱心に商品を物色しています。時計や古着などのマニア向け専門店も多く、各階独特の熱気に包まれていました。

中野ブロードウェイを出ると細い路地を挟んですぐ中野サンモール商店街。
雨の日に嬉しいアーケードの下には、ロッテリヤやマクドナルドのファーストフード、ドラッグストア、靴や宝石などのファッション系ショップが軒を連ねています。
スイーツ系カフェの梅屋でいなり寿司食べればよかったなとちょっと後悔笑。梅屋は18時までなので次来た時にはチェックです!

サンモール商店街を抜けると北口の広場。
待ち合わせや通話する人々の姿が目に入ります。広場を背にして右側のケンタッキーの横の路地を入ると、そこは一番街商店街の飲み屋街。ラーメン店も点在していて、夕暮れ時を前に活気づき始めていました。

お次は南口に行きます。

北口から南口にへ行くには、入場料を払って改札を通るか、通り沿いの高架下を通る必要があります。高架下の歩道は狭いので北口、南口の分断感があります。
南口の景色は再開発された都会的な空間が広がっています。
右手にはマルイ中野店、工事中の区画やその横には中野レンガ坂商店街。坂道沿いにおしゃれな飲食店が並び、これから始まる夜の営業に向けて準備が始まっていました。

マルイには生活用品の購入に欠かせない無印良品やセリアがあり、地下にはクイーンズ伊勢丹も。フードコートやコメダ珈琲もあり、ゆっくりショッピングを楽しむ若い女性たちの姿が目立ちます。
すっかり日が落ち始め、街灯とネオンが輝き始めた頃、南口の広場から新中野方面へ少し歩いてみると、そこには小さな飲み屋が並ぶ通りが。会社帰りのサラリーマンたちが次々と店に吸い込まれていく光景に、平日の夜の始まりを感じました。

有名人が住む街中野の治安生活環境

中野ツインマークタワー

中野駅前にはタワーマンションがそびえ、10分も歩けば静かな住宅街が広がっています。

アパートや戸建ての合間には、スーパーやコンビニが程よく点在し、公園や緑道ではペットの散歩を楽しむ地元の方々の姿も。警察病院や共立病院、動物病院に区役所といった生活を支える施設も徒歩圏内です。

不審者に注意などの看板もなく治安はよいのでは?と思いました。

歩数計を見てびっくり!気づけば1万歩超えていました。お腹は空きましたが不思議と疲れを感じません。
それだけ街の空気に引き込まれていたのかもしれませんね。

中野ブロードウェイのポップな雰囲気、商店街のレトロな温かみ、住宅街の落ち着いた佇まい。
一日で全然違う表情を見せてくれる街、中野。

今度はあのラーメン屋さんにも行ってみたいし、梅屋のいなり寿司も食べてみたい。もう次の中野散策が楽しみになってきちゃいました!

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